前回のブログでレンタカーについて書きましたが、実際に少し運転してみると日本と似た交通規則、右ハンドルということもあり、慣れれば車の無い英国生活がいかに行動範囲を狭めていたかということを非常に遅まきながら痛感させられたわけです。因みに、もし可能であれば、既に車を運転している人にお願いして横に乗っけてもらって街中を走るだけでも大分違います。私はパパ友のご厚意から、横に乗っけて頂いてブリストルの街中を走ってもらったのですが、実際に街中を走りながら「この標識はこういう意味」とか、ラウンドアバウトの出入り方など一つ一つ教えて頂いたので、本当に心強かったです。

あと、これは複数の方から言われたのですが、英国で車を走る際に、スピード違反には気をつけ~よ、と。日本のナビのことは忘れたのですが、こちらのナビはいちいち、画面上に自分が今走っている道路の制限速度をでっかく表示してくれるスペースがあり、それにある程度注意を払いながら走らないとついつい速度オーバーになってしまうことがあるようです。因みに、制限速度はマイル表示、道路の標識もマイル表示、でも車のスピード計はキロメートル表示という、イマヒトツようわからんブリティッシュスタイルがここでも炸裂しよるわけです。最初のうちはいちいち、マイルからキロメーターの単位換算をやりながら走らなあかんという・・・。

マイル話ついでにもう一つ。高速道路の制限速度はたいてい70マイルです。ということはメーター換算すると、約112㎞。これが三車線あるうちの一番左側(つまり走行車線)の基準速度です(-_-)。どんだけとばすねん、ブリティッシュ!?外国の高速道路と言えばアウトバーンぐらいしか意識になく、完全にナメてました。ブリティッシュガイズ、かなりスピード狂の気があると思われます。悠長に構えて左車線で65マイル(104㎞)程度で走ってると思いっきり煽られます。私の数少ない経験内ではありますが、彼らの走りっぷりからすると、左車線70マイル(112㎞)、真ん中車線80マイル(128㎞)、右車線Go to heavenと言った感じでしょうか。まぁ、そのスピード狂が突然減速し始める箇所があるわけで、そうなった時にKYブリを発揮して駆け抜けていくと、カメラでパチリとヤラレルのだそうです。このあたりは日本と同じですよね・・・。

話が少しそれました。で、その車での旅行ですが、特にとりわけ日本人に人気のコッツウォルズ地方などに行く際は車の方が圧倒的に便利ですし、まぁ我々は家族で行くためそれほどの恩恵はなかったかもしれませんが、これを友人らと行く場合などは、レンタカー代やB&B代など全て割り勘で行くわけですからかなりコストを抑えられるのであろうと・・・。

ところで、日本人に人気のコッツウォルズですが、何故か中国人は知りませんでした。

私「今度コッツウォルズ行くねん」

中国人「ワオ!素敵!で・・・えっとどこやったっけ?」

私「コッツウォルズ」

中国人「コッツ、コッツ・・・ワット?」

私「コーーー・ッ・ツ・ウ・ォーーーール・ズ!」

中国人「オウ、コーーー・ッツウォーーールズ!ね?」

私 (-_-)

それを傍で見ていたイギリス人「ハハハ、コッツウォルズ行くんや!ええで~楽しんできてね~」

中国人「へぇ、そこ有名なん?」

という不毛なやりとりを複数の中国人と何度かしました。こういうのって国ごとの、というかその国その国の旅行代理店の戦略なんやろかと時々思うわけです。前のモンサンミシェルの記事でも書きましたが、中国人はモンサンミシェル知りませんでしたし。で、その結果、モンサンミシェルは日本人だらけやったわけですし。。。明らかに人口比率的に、あの島だけ世界の人口統計からかなり歪んだ人口比率で日本人がおったわけです。

「それ、中国人やから知らんだけちゃうん?」という偏見まみれの感想を持たれたそこのあなた。

一方でこんな会話もあるわけです。

中国人「今度、ワイト島行くねん」

タイワニーズ「へぇ!いいなぁ!」

私「???」

中国人「せやろ!」

タイワニーズ「??ノリー知らんの?」

私「知らん」

二人「え!?マジで!?」

というような感じで・・・(-_-)

あ、補足ですがワイト島はイギリス国内ではビクトリア女王の避暑地として有名なリゾート地のようです。ま、私の中ではイギリス版淡路島と呼んでいますが。

で、このワイト島、私の無知ぶりにあきれたタイワニーズが写真で見せてくれたのですが、なかなか写真映えのするというか、ナイスな場所でして、その写真を見て、実際我々家族も車で行くことにしたわけです。というか、こここそ車で行くべき所やな、と。ポーツマスからフェリーでその淡路島まで行くわけですが、車ごとフェリーに乗っけて40分ほど揺られるわけです。が、淡路島到着後、即、車で移動できるため、他の交通手段に比べて相当小回りの利く旅行になるわけです。最大の誤算は私がこの淡路島行きを日帰りにしてしまったことです(-_-)。もし行こうと思われた方は是非最低一泊はされることをお勧めします。

またまた少し話がそれましたが、車での旅行でもう一つ。

これも件のパパ友に教えてもらったのですが、車で色んな街を訪れる場合は是非Park&Rideを利用するのがええよ、と。まぁ、簡単に言うと、街の中心地に車で踏み込むと渋滞やら駐車スペースを探すやらで何かとストレスになることがあるから、観光で訪れるんやったら街の入り口付近に必ずPark&Rideができる場所があるから、そこで車をとめて、そこからはバスで中心地に向かうのがええ、と。

実際、エクセターやプリマス、オックスフォードの街を訪れた際は全てこのPark&Rideを利用しました。言われるまで全然気付かなかったのですが、もちろんブリストルの街にもPark&Rideは存在し、それ以降注意して見てみると、ブリストルの街中をそのPark&Rideと表記されたバスがよく走っていたことに気づくわけです。Park&Rideの場所ってどうやって見つけるん?と思われるかもしれませんが、普通にナビに従って大きな国道を走っている限り、街が近づいてくるとPark&Rideの標識が出てきますのでその標識に従って行けばよいだけです。非常に便利でした。

 で、最後に表題のナビについてですが、ラッキーなことに我々は二回ともナビ付き車に当ったため、本当にツイテたわけですが、もしナビ付車がゲットできなかった場合どうするか?

タイワニーズがナイスな情報を教えてくれました。彼女らはナビ付車は高いため端からナビなしで車を探していたそうなのですが、スマホのアプリでNavigatorというナビアプリがあるらしく、これをスマホにインストールし、事前に旅行予定場所の地図をダウンロードしておけば、Wi-Fiがなくてもナビとして使える!と。実際、彼女らはアイスランド1週間の車での移動を全てこのナビのお世話になったらしいです。

ただ、唯一の難点として、このナビ、iPhoneでは使えないようですが・・・(-_-)