前回の記事の冒頭で、私がネット上でWriting攻略を模索している際に気付いた3点↓をまとめましたが、今日はその2点目です。

①どの方もなにがしかのテンプレートを準備されている。
自分の経験のみから独断で対策法を述べている記事が意外に多い
③IELTSの試験官が書いているブログが存在する。

これは別にIELTSに限ったことではなく、基本、ブログというものの性質上、独断と偏見の入り混じったものになりやすいのは仕方のないことなのですが、スクール等に通わない私にとって頼みの綱はネット上の情報しかありません。そこで提示されている情報の確かさが私のスコアにそのまま跳ね返ってくるわけです。

もちろん、前回の記事で書いたテンプレートにかなり助けられたのは事実です。ところが、問題はなぜ同じテンプレートで書いているのにスコアの上がり下がりがあるのか?という点です。また、ネット上でIELTSのハイスコアホルダーの方が書かれている書き方をすれば、すなわち自分のスコアも同様に上がるのかというとその保証は一切ありません。なぜなら、IELTSのハイスコアホルダーというのはもともとの英語力がかなり高いわけで、その方が言われている書き方をしたからそのスコアになったのかどうかという点についての検証がなされていないからです(もしかすると、その方のハイスコアは書き方(フォーマット)ではなく、使われている語彙や文法、論理の一貫性が高く評価されているのかもしれません)。

そんな訳で、私が必然的に求める情報というのは、どんな場合でも安定したスコアを保証してくれる戦略でした。そんな時に偶然目にしたある記事に書かれていたのが、「セオリー通り、4段落構成にして、Bodyでは賛成意見と反対意見も戦わせ、Conclusionではしっかりと自分の意見も述べている」からといってBand7.0が取れるとは限らない、という内容でした。

これは私にとってなかなか衝撃的な記事でした。というのも、この記事の言わんとしていることは「テンプレに頼っているとBand7.0がいつまでたっても不確定要素の伴うスコアであるレベルから抜け出られないよ」ということだからです。つまるところ、私のスコアが安定しないのは、ズバリ、「テンプレに頼っているからだ!」ということだったのですね・・・。

しかも!この「セオリー通り、4段落構成にして、Bodyでは賛成意見と反対意見も戦わせ、Conclusionではしっかりと自分の意見も述べているからといってBand7.0が取れるとは限らない」という意見は一個人の独断に基づいた主観的・直観的な意見ではなく、なんと、IELTSの試験官から忠告されたアドバイスである、と!

そうか・・・誰よりも何よりも「IELTSの試験官」にどう書いたら得点につながるのか聞いたらええんや!!??という今考えれば「当たり前やろ!?」という超基本的なことにたどり着くまでに長い時間をかけてしまいました(恥ずかしい)。(その3を読む)