Time flies…
気付いたら結構長い間放置状態でしたね・・・(-_-;)
ブリストル(しかもセンター周辺)だけなのかもしれませんが、とにかく週末になると酔っ払いの出現率がハンパでありません。イギリス紳士で鳴らすブリティッシュ男児ですが、酒が入ると何故ああもアニマル化するのか・・・
そんなこんなでアル中患者の数もそれなりにいることからか、まぁ、お酒の購入に関しては日本に比べて厳しい、というかメンドクサイことが多々あります。
その一つが、お酒購入時の身分証提示。よくレジとかにシールが貼られてて「若いかも?と店員が判断した場合、身分証の提示を求めることがあります」という断り書きがあるのですが、その「若いかも」の定義が店毎に違う?らしく、私がよく行く近所のSainsbury’sというスーパーでは「25歳未満に見える場合はID見せてね」とあるわけです。まず、これが意味不明でして、「25歳未満に見える場合身分証提示」ということはイギリスではアルコールは25歳以上なんかいな??と思うものの、一方でアルコールが25歳未満禁止の国なんてあるんかいな?と突っ込みつつも、自分には関係のないことなので、次の瞬間には忘れてしまい、ついつい調べるのが後回しになってしまったのですが、今回改めてググってみると、ちゃんとイギリス政府が公表してくれとるわけです。
曰く、「公の場での」飲酒・酒の購入は18歳になってから!と。ただし、16か17でも大人の付き添いがあれば食事と共にビールとワインとサイダー(と言っても三ツ矢サイダーの類ではない)に限り飲んでよし!(なんじゃそりゃ!?)ただし、買うのはダメ。因みにいかなる理由であれ5歳未満はお酒を飲んじゃダメ!(ということは小学生なら飲んでもOK!(-_-;))
流石イギリス・・・とツッコミどころ満載の気がするのは私だけでしょうか??一読しただけではよくわかりにくいのですが、要は18歳以上であれば買うのも飲むのもOKってことですよね。で、なぜSainsbury’sは25歳未満に見える場合にIDの提示を求めるのか?これは恐らく留学生・移民が原因なのでしょう。白人からしたら他の人種の年齢が全くもって不詳なのであろう、と。
このことを痛感したのが、一度センター近くのTESCOというこれまたメジャーどころのスーパーでビールを買おうとした際にIDを求められたことです。いやいや、40やで?って半笑いで言っても向こうは大まじめ。IDって言っても私の場合パスポートしかなく、いちいち普段の生活でパスポートなど携帯してるはずもなく、どないすんねんとなったのですが、たまたま一緒にいたクラスメイトが国際学生証?みたいなカードタイプのIDを持っていて、それで彼がお酒を購入することになりました。これが一回目。
で、また別の機会にウオッカで有名なパブがあるので、そこに皆で行った際に、案の定ID提示を求められるわけです(因みに全員アジア人)。で、なんとその場にいた私以外は全員カードタイプのIDを持っていたのですが唯一私だけが例の如くパスポートなど携帯するはずもなく、「ない」と言ったのですが、店員は「アイムソーリー」と。
コラコラコラー!!
因みに、その場にいた人間の内訳は25歳×1、27歳×2、30歳×2、40歳×1=私で、明らかにおかしいやろ!?と抗議するも「アイムソーリー」と。いやいや、君、目まで悪いの?この中で一番若そうに見えるん誰?そう、その子やんな。で、一番若いその子、25歳って書いてあるわな、その子がID持ってることであと全員クリアちゃうん?と。て言うか、俺どうやったら25歳未満に見えるん?(この時は何歳以上の飲酒が合法か知らなかったので)と。
これに対して店員は「アイムソーリー」と。
ア・コ・ノ・ヒ・ト・ア・タ・マ・オ・カ・シ・イ
ということで、結局私だけお酒は注文できなかったわけです。もしこの場に安西先生が一緒におったとして、あの店員、安西先生にもID求めよったんやろか?と。
ま、この一件で悟ったのは、お酒を飲むときは一律に仲間全員がID見せなあかんということなんやな、とういことやったわけです。
ところが、人間というのは懲りない生き物でして、また別の機会(今度は昼間)にバーでお酒を飲むことになったのですが、昼間と言うこともあり、完全にIDのことなど頭から抜け落ちていた私はまたまたノーIDでパブへ馳せ参じてしまったわけです。カウンターでお酒を注文する際に、私は熱血教師H氏とチャイニーズボーイのJ(25歳)、それにタイワニーズ美人のE(30歳)と並んでいたのですが、列のトップバッターにいたJ(また、このチャイニーズが無茶苦茶童顔なわけで(-_-;))がいきなりIDの提示を求められよったわけです。で、その場にいた私と熱血教師H氏は凍り付いたわけです。
シ・マ・ツ・タ!!マ・タ・ヤ・ツ・テ・シ・マ・ツ・タ!
その瞬間、事態を察したタイワニーズEが「全員提示しなきゃダメ?」と聞いたところ、なんとその店員はさっと我々の顔を見回して、「あなたとあなたは見せてちょうだい」と言って、JとそのタイワニーズEを指差したわけです。もちろん普段からIDを常備しいているEはこの思わぬ指名に飛び上って喜んでましたが・・・。
それにしてもこの店員、それまでのやり取りを見ていても非常に手際がよくこちらがちょっとメンドクサイことを言っても笑顔で対応してくれ、最初からかなり感じの良い店員やったわけですが、私の勘所では、この店員、まぁチャイニーズのJはナチュラルに中学生に見えたとして、タイワニーズEに関しては敢えて提示に持って行ったなと思うわけです(だってあなた、18歳以上は飲めるんですよ!何をどうやったら30歳が18歳に見えるんかいな!しかもこの店員、そのテキパキぶりから明らかに仕事できるオーラ出とるわけですし)。現に提示を求められたEは飛び上って喜んどるわけですし。。。そう考えると、なかなか冴えた店員もおるんやな、と。新たな発見であったわけです。
この後、色々と人に聞いてみると、どうも非アジア人からすると本当にアジア人の年齢がわからない場合もあるらしく、年齢確認は致し方ない部分もあるのかな、と。(確かに、例えば私は黒人の年齢が全く分りません。。。)で、その一方で、比較的大衆向けのSainsbury’sやTESCOはその対象顧客層が学生の場合もあるため、年齢確認が多いという意見も聞きます(実際、Waitroseなどの関西でいうイカリみたいなスーパーでは年齢確認はほとんどないという話も聞くわけで)。あと、もう一つは、女性に年齢確認をするのは一種の顧客サービスとしてマニュアル化されている、みたいな指摘。ホンマかいな(笑)!?。更には、子供を連れているのに年齢確認をされたなどという話を聞くに至っては、完全に店員さんその日はメガネ忘れてたんですね、というオチが付けれるくらいのネタと化すわけです。。。うんなわけないやろ!と突っ込みつつも、ま、それでハッピーになれる客がいるのであればそれはそれで良いのかもしれません。
が、しかーし!これだけは言っておく!
男は誰も喜ばん