まぁ、説明すると長くなるのではしょりますが、ひょんなことからセレブ歯ブラシをゲットしたわけです。その名もMISOKA。その洋風かぶれしとるのか、純和風を強調してるのかがイマヒトツよくわからんブランド名ですが、正真正銘のメイドインジャパンです。キャッチコピーに「頑固な職人が毛先に”魂”込めて創りました」とあるようになかなか気合いの入った歯ブラシなわけです。写真を見て頂いたらわかるように、歯ブラシそのものは一歩間違えたらそこらのビジネスホテルにおいてある歯ブラシとあまり変わらんように見えるわけですが一本一本たいそうな紙箱に入れられており、何となく高級感は演出されているわけです。

で、歯ブラシと言えば、やはり虫歯および歯周病予防の最前線に位置すべき最重要アイテムであるわけで、イギリスに来てからというものの(長男は結局一度歯医者にかかってしまいましたが)絶対に虫歯にならんとこ!というのが我が家のスローガンでもあったわけです。

ところが。

先日何かの記事で読んだのですが、その記事に、年間でイギリス人と日本人の歯医者に行くタイミングと行った回数の比較があったわけです。その記事によると、日本人が歯医者に行くタイミングの大半は「虫歯になって歯が痛くなってから」だそうでして、一方、イギリス人はというと、「定期的に歯医者に検診へ行く」のだそうです。これにより、イギリス人は虫歯ないし歯周病を予防することができ、仮に治療が必要な場合でも早期発見のため、軽い治療で済むらしく、結果として、歯医者に行く総合回数は日本人の半分だということが書かれてありました。

ま、記事の出典とかもあやふやなので、データがどこまで信憑性のあるものかは定かではないのですが、少なくとも私はこの記事を読んでみて、イギリスの歯科治療はそんなに(渡英前聞いていたような)イケてないものでもないんとちゃうか?とも思い始めたわけです。

というのも、イギリスの歯科治療は以前の記事でも書いた通り、今のところ無料です。ただ、その代わり、歯科医に関わらず1ヶ月待ちとかは当たり前なわけで。

ただですよ、1ヶ月待ちがあり得ないというのは緊急性を要する場合です。つまり歯が疼きはじめて寝られん、と。そんな場合に歯医者に行ったところ「OK、では来月の10日に来て下さい」とかやられると「フザケンナ」となるのでしょうが、検診であれば、前もって歯医者に行った日に次回の検診日も押さえておけばよいわけで、その良いサイクルが出来上がるとそもそも、歯科治療で緊急性を要するケース自体がレアなのではなかろうか?と。しかも無料(-_-;)。

日本は検診であっても3割負担ですよね。私のかかりつけの歯医者さんがイギリスでだけは歯科治療受けさせたないと言っていた真意がどこにあるのか未だ謎ではあるのですが、まぁ検診ぐらいであれば、多少不器用な歯科医でもちゃんとやりおるでしょう(-_-;)。そう考えると、ちゃんと自己管理できる人にとっては(というか、これも医療制度と教育制度をちゃんとリンクさせれば、学校教育の中で定期的に歯科医に通う必要性と重要性を子供たちに幼い時から教育すればよいだけの話で)、半永久的に無料で歯のメンテナンスができる英国医療制度はそこまでボロクソ言われるもんでもないんとちゃうかなとも思い始めた今日この頃なわけです。