めっきり更新の回数が減り、最近は週1のペースになってしまいました。

本日は金曜日ということで(もうそろそろ日付が変わりますが・・・)、いわゆるハナ金という状況です。(これってもう死語ですかね???(-_-;))

はい、、、わたくし実のところWeekdayはブログを書いているどころではないというのが正直なところでして、週末にしてようやくブログの更新ができそうな状況に追いやられつつあります。。。

1週間いろいろなことがあるので、書きたいことは山のようにあるのですが、その中でも一つずつテーマを選んでここにアップしていきたいと思います。

で、今回は表題の通りUnconditional Offerについてなのですが、最近もうこれはホントに痛感していることなので、あえてこの場で書きたいと思うのですが、わたくし、本当にこのUnconditional Offerを少しなめていました。というか、Pre-sessional Courseを少しなめていました。

北米から英国へ志望校を絞り込んだ際に、正直なところ内心一番ホッとしたのは、「これで最悪英語の要求スコアを満たしていなくてもPre-sessional Courseで頑張ったらなんとかなるわ」というものでした。

はい、上記太字箇所に激しく同意を覚えられた方は要注意です(おこがましいのは百も承知ですが、これはあえて言わせてもらいますm(_ _)m)

少なくともブリストル大学のPre-sessional Courseは帰国子女や海外留学経験者でない限り、IELTSでOA7.0レベルの方であっても十分ためになるコースだと思います(プチぼったくりなのが玉にキズではありますが・・・)。特に英語論文の書き方のイロハを徹底的に叩き込んでくれるのは留学未経験者にとってはかなり重要であると言えます。そしてOA7.0を取って無条件合格にした上で受講した方がはるかに精神状態もよく、学生生活をフルに満喫できると思います。(満喫というのは「よく学び、よく遊べ」るというメリハリのついた学生生活を謳歌できるという意味です。)正直私は、もし今の状況で条件付き合格のまま渡英していたらと思うと冷や汗ものの毎日だったと思います。このプレッシャーはアラフォーには心臓悪すぎます。

なぜか?

英語を英語で学ぶことには良い面ももちろんあります。特に住環境に注意さえすればリスニングは結構向上するでしょう。スピーキングもまぁ向上するかもしれません(私の場合は家に帰ると家族がいるので必然的に日本語を使うことが多くなるので明らかに不利です)。ところが、逆に言えば、英語で授業を受けるということは、日本語で受ける場合と異なり、常に授業を100%理解できる保証などありません。しかもこれは欧米式の授業によく見られることですが、日本の授業と異なり先生は模範解答なるものにあまり執着せず、「で、今の答えなんやったん??」「さあ」という状況が結構あります。先生も生徒の解答に対してあまり否定的発言はせず、「Perfect」「Lovely」とか言いつつ進めていくので、「いや他にも答えあるやろ!?」というモヤモヤを抱えたまま授業が進行することが多々あります。

「そんなん、授業中に質問したらええやん」と思われるかもしれませんが、Pre-sessional Courseは教師側もこなすべきカリキュラムがあるわけで、結構飛ばします。し・か・も・・・授業中に自分がふと思った疑問点を授業を中断して教師に尋ねる場合、当然英語で行うわけです。それをチンタラと的を射ない英語で説明し始めると明らかにクラスメートからウザがられるか、あるいは教師にテキトーにあしらわれます。授業中に質問する場合は、適格な英語で、しかも素早く質問する能力が要求されるわけです。これがかなり授業中に質問する際のハードルを高めていると言っていいでしょう。

では、授業後に聞くのはどうか?教師も忙しいようで、授業が終わったらさっさと帰ってしまいます、「See you~」とか言いながら。。。。ここで教師を止めて質問する際に、やはり要求されるのは適格な英語で素早く質問する力です。私個人の意見ですが、日本人であの短時間にコンパクトな英語で、且つ要点をまとめて質問する力があるのであれば、普通にIELTSのスピーキングで最低でも6.5は行くやろ?と思うのですが。。。

更に、ここで思わぬ強敵となるのが我らが愛すべきチャイニーズ達なのです。以前の記事でも書きましたが、チャイニーズのスピーキング力をなめてはいけません。他のクラスのことは詳しくはわかりませんし、且つ私のクラスが上位クラスであることも関係しているのかもしれませんが、まず彼らはスピーキングで詰まるということがあまりありません。滑らかに英語が出てきます。日本人が言うところの、いわゆる「ペラペラ」です。

ちょっと話は脱線しますが、私はこのチャイニーズ達と出会ってからちょっとIELTSの採点方式に疑問を感じるようになりました。上記の「以前の記事」で、私のクラスに特に英語ができるチャイニーズが3人いると書きました。たまたまその一人に聞いて発覚したのですが、彼女のspeakingはなんと5.5だと言うのです。彼女はたいていの場合においてよどみなく英語が話せ、よって授業中に疑問に思ったことはよく授業を中断してその場で教師に質問するのですが、その質問が的を射た質問なので教師もそれを皆に向けて授業の題材の一環として説明することも多く、いわゆる頭脳明晰タイプの女性です。私はてっきりこの彼女もUnconditional Offerをもらっているものとばかり思っていたので、彼女のIELTSスコアは衝撃以外の何物でもありませんでした。そのことを聞いた私は、今後IETLSを受ける際は中国本土で受けずに日本に来い、と言ったのですが、その際に彼女が口にしていたのが、実際彼女の大学で英語力が「神」(笑)と言われていた男子学生がいたのですが、その彼が中国本土で2回IELTSを受けた際に、はたして5.5だったそうで、その噂が広まった際に学内は騒然となったそうです。で、この彼が試しに香港で受験してみるといきなり7.0に上がったとか・・・(-_-;)。ま、この話に実際のところどの程度の信憑性があるのかわかりませんが、でもなんとなく「なんか」ありそうな感じがする逸話であるとは言えると思います。

少し、脱線しましたが、要注意なのはチャイニーズ達のIELTSのスコアを真に受けてはいけないということです。彼らの多くはIELTSのスコア以上の英語力を持っている、あるいはその可能性を秘めている場合が多いと言えると思います。で、このスピードで授業中に発言したりするので、彼らの喋るスピードが教師の一つの基準になっているのではないか?ということです。(まあ95%ぐらいの占有率ですので、しゃあないのですが)。私は結構つまるので、そうなると教師からすると聞いてて非常にじれったいようで普通に話途中でスパっと遮られます。あと、これはあくまでも私の個人的な経験なのですが、非アジア系の女性はリスニングとスピーキングが弱い人間と会話することを非常にウザがるような気がします。仲間内で話していても、何度か聞き返しているとそのうち、一切話をふってくれなくなり話がわかる人としか会話しません。一切悪気はなく、です(-_-;)

そんな訳で、このチャイニーズ達に大量に囲まれながら毎日授業を受けていると、凹みまくることが無茶苦茶多いです。この状況で、日々の課題をこなし最終週に実施される試験をクリアするというのは、なかなかのプレッシャーであると言えるでしょう。しかも、そこで基準に達しなかった場合、強制送還です。う、これは胃薬が手放せませんな。。。。。(でも笑いごとではない)

TOEFLに比べて認知度の低いIELTSではありますが、それでも中国と比べると明らかに日本の方がIELTS対策の情報はたくさん手に入ると思います。TOEICに比べて、IELTSははるかに受験者の英語力を正確に反映してくれるとは思いますが、所詮、試験であることに変わりはありません。試験である以上、しかもそれが全世界で実施されている試験である以上、そこには必ず傾向と対策が存在します。日本人はこの傾向と対策が結構得意なのではないか?と私は思うのですが、この対策をしっかり練ってUnconditional Offerをゲットする方が、Pre-sessional Courseでガチンコ勝負をするよりも手堅いのではないかと思うのは私だけでしょうか・・・?少なくとも、日本人はSimon先生のブログの存在を知っている方がたくさんいらっしゃるのでこれだけでもかなりアドバンテージは高いと思います。私の周りの中国人は誰一人としてこのブログの存在を知りませんでした。あとPre-sessional Courseの最終週に実施される試験の方が、IELTSやTOEICでよく見かける「対策」を立てるのは難しいと思います。

最後に、これもEVIDENCEはありませんので私個人の勝手な独り言ですが、先ほどの中国本土でのIELTS受験のことを聞いてふと思ったのは、少なくとも私はロンドンでIELTSのスピーキングはできれば受けたないな・・・ということでした。。。