昨日8月2日の15時ごろの気温は17度でした。因みに本日の予想最高気温は18度・・・。日本の感覚だと8月初頭と言えば、猛暑真っ盛りという感じで、頭に浮かぶのはカキ氷ののれんとかプールとかセミの鳴き声なんですが、どうも北の方(スコットランドあたり)になるとそろそろ朝晩は秋の気配が漂い始めているとか・・・マジか!!??(-_-;)でも、確かに今日の朝の最低気温はブリストルでも11度!イギリスの夏は短いとは聞いてましたが、これ、短いとかいうレベルをはるかに超えてるような・・・そして日の入り時刻も少しずつ早まってきていて、つい1週間前あたりは21時30分の日没だったのが、今日はどうやら20時55分の日没らしいです。

因みにブリストルはロンドンとほぼ同じ緯度にあり、北緯51度です。

この緯度を日本?に当てはめると、おおよそ北樺太あたりに位置します。つまりイギリスでも南に位置するブリストルですら日本では北海道の更に上に位置するわけなので、もしマンチェスター(北緯53度)とかエディンバラ(北緯55度)の大学をお考えの方は更に高緯度である訳で(北緯55度はモスクワと同じ緯度です)「短い夏」を更に痛感することになるのではないかと思われます。

さて、そんな高緯度に位置するブリストルですが、暖流の北大西洋海流のお蔭でその緯度の割に寒さは厳しくない、と言われています。まだ、こちらの冬を経験していないため秋冬の天気についてはまたおいおいアップしていきたいと思いますが、夏の気候はと言うと、日本の夏とは異なり理想的な気候です(これが永遠に続いてくれればいいのですが)。まず湿度が低く、汗をかいてもすぐに引きます。不快指数とは無縁です。よって、こちらで8×4のような制汗スプレーとかギャッツビーの顔を拭くシートとかを使ってる人はほぼ見かけません。

因みに緯度がそんな訳なので、ブリストルで暑い時というのはズバリ太陽が出ている時です。日差しははっきり言ってキツイです。日本人感覚だと紫外線対策必要ちゃうん?!とか街のあちこちで肌を全開に露出して歩いてる姉ちゃんを見る度に内心突っ込んでるんですが、太陽に飢えている彼らにそんなことは関係ありません(そのためかどうかわかりませんが、皮膚癌になる人は多いらしいですが・・・)。そして太陽が顔を出すといきなり気温は上昇します。温度計でいちいち計ってはいませんが、体感で明らかにわかる温度差です。ところが、湿度が低いため、木陰とか直射日光を避けられる日陰に入るといきなり気温が下がります。す・ず・し・い・・・。この感覚は日本の(特に関西)の夏では絶対に体験できない感覚です。

ということで、こちらでは太陽が雲に隠れた瞬間にいきなり体感気温が下がります。ここに雨が降ろうもんなら8月初頭でも普通にパーカーとか綿のセーターの出番です。因みに冒頭で本日の気温を書きましたが、3日前は27度ぐらいまで上がってました(-_-;)。読みにくい天候です・・・。

そしてイギリス名物の雨ですが、イギリス人のパパ友曰く、西の方が東に比べて雨が多い、と。つまりロンドンよりもブリストルの方が雨が多い、とのことです。因みにマンチェスターの雨の多さは有名です。。。

そして、こちらの雨は日本のように長時間大量に降るということがなく、小雨みたいな雨が夕立のように短時間に降ることが多いようです。もちろん秋・冬になるとどうなるかはまだ未経験ですが・・・。で、短時間で止みそうな時はちょっと雨宿りができる場所があると有難いわけですが、日本の感覚だとコンビニに入ったり建物の軒下などが頭に思い浮かぶと思いますが、こちらはそれに加えて、もう一つ有難い雨宿り場所があります。それは何と「木の下」です。これは本当に新鮮な驚きだったのですが、さすが保守的な国です。木を伐らないんですね。よって町の至る所に樹齢何年やねん!?という木がわっさわっさ生えています。で、この木がボーボーに葉を生やしよるわけです。ま、日本でも馴染みとなったゲリラ豪雨とかが一晩中降ると焼け石に水でしょうが、ちょっとした夕立程度やったらこの木の下で十分雨水をしのげます。実際、夕立が降った後で道路はビショビショなのに、木の下の道路は乾いているという光景を至る所で目にします。