はい、懲りずにまた旅行に行ってきました。今回はバルセロナですが。。。

イギリス滞在も終盤になってから行った場所だけあって、そこへ行くモチベーション自体もそれほど高いわけではなかったのですが、ま、英仏独伊と来て西だけすっ飛ばすのもどうかと思い「とりあえず行っとこか」的なノリで渡航を決めたわけであります。

が、流石バルセロナは観光地なだけあって、航空券もそれほど安いものは出回っておらず、一方でオスロ片道1人1700円とかのチケットを見るにつけ「やっぱりオスロにしとく?」と優柔不断ブリを発揮しつつも、結局バルセロナに決まったという裏事情もあったりするわけです。

そんなバルセロナへ行く目的というか動機は、50%がサグラダファミリアを拝みに行くことで、残りの50%はズバリ美味しいシーフードを食べることであったわけです。

ところが、まず第一関門のサグラダファミリア。当初私は自分の中で勝手にサグラダファミリアのイメージを創り上げていたわけです。何となくのイメージとして、街角を曲がったら遠目にサグラダファミリアの遠景が目に入り「おおお!あれがサグラダファミリアか~!」と万感の思いを胸に、少しずつサグラダファミリアに近づいていく、みたいな。

ところが、実際に行ってみると、地下鉄サグラダファミリア駅の階段を上がって振り返った瞬間に、もうそこにおりよるわけです。妄想していたのとあまりに違いすぎてあまり実感なし(-_-)。

あと、実際に行かれる方のために注意点ですが、ローマのコロッセオ同様、サグラダファミリアは事前にオンラインでチケットを買うべきです。まず、我々はここで一つ目のミスをしました。チケット売り場へ行くと「次の入場券販売は3時間後で~す、はいここの列に並んで~」とか言うてるわけです。炎天下の中、3時間も並べるかい!と、嫁が速攻で「今すぐオンラインでチケット買うで」と言うので、その場でスマホをいじり、チケット購入するも、果たして3時間後の入場券しか販売されていないわけです。それでいて、オンラインでチケットを購入すると手数料が12€かかるという・・・(-_-)なんかよくわからんシステムが発動されまくっとるわけです。普通、事前予約って安くなったりするもんとちゃうのかな??と。

ま、12€払って待ち時間を買うみたいな感じなんですかね。で、一旦食事をしに、サグラダファミリアを離れて、3時間後に今度はスムーズに入場したわけです。ま、館内の感想などは多分に主観に依るところが大きいと思いますのでご自身の目で確かめられるのが良いかと。

で、ここまでの記事を読まれて、12€も払うんやったら列なして待ったるわ!と少しでも思われたそこのあなた。結果的に12€払ってでもオンライン購入をお勧めします。帰国後、この話を我々よりも1ヶ月ほど前にバルセロナへ行ったクラスメイトに話すと、彼女たちも果たして事前にオンラインでチケット購入をせずにサグラダファミリアへ突撃したそうなのですが、その日は大混雑で入場券の販売が一番早いので夕方の5時からしかないと。しかもその日に帰国しないといけなかったため結局彼女たちはサグラダファミリアの真ん前まで行って、中に入れず帰って来たという笑うに笑えない話を聞かされたわけです。

さ・ら・に・・・

嫁の事前調査でサグラダファミリアの館内では上の階に上がる際に「エレベーターを使う場合は」料金を払わなあかん、と。

なかなか巻き上げられるところからはとことん巻き上げまっせ精神が炸裂しとるなと思いつつも、それ階段で登ったらええんとちゃうん?と返す私に「信じれん」とつぶやきつつも、果たして館内に入ってみると、実際のところは「上に上がるためにはエレベーターを使うしかない」わけで、エレベーターの前には列が出来とるわけです(-_-)。

で仕方なく我々もそこに並んだわけですが、時々先頭の方に並んでいた西洋人がエレベーターに乗らずにしかめっ面をして引き返してきよるわけです。なんか嫌な予感がして前後に並んでいる人を見ると皆手にプリントアウトした紙を持ってるわけです。そこで、すぐ後ろに並んでいたご夫婦に「それ何ですか?」と聞くと「事前予約が必要やで」と。とりあえずさっきスマホでオンライン予約をした際にはそんな画面は出て来んかったわけなので、とりあえず順番を待って、その場で交渉しようと思ったわけですが、果たして、順番になり「予約はしていないので今購入したい」と言うと「あ、無理。もう売り切れたから。ゴメン」の一言でスゴスゴと退散する羽目になったわけです。

エレベーターチケット売り切れってどゆこと・・・(-_-)

よってクラスメイトに比べて、中に入れた分まだマシですが、上階には上がれなかったわけであります。なんかビミョー。。。

目的の半分であるサグラダファミリアがそんな感じだったので、気を取り直しつつも、残り半分の美味しいシーフードを楽しもうと、ネットで色々とレストランをググってみたのですが、ローマの時とは異なり、あまりこれといった記事が見当たらず、それでいて、どこの店もそこそこおいしいと書いてあるので、まぁ適当にネットで見つけた店に入ったのですが、初日の晩に一切の前情報なくただホテルの真横にあり、且つ日曜晩に開いてる店がそこしかなかったという理由で入った店が一番良く、その他の店は料金などと比べるとイマヒトツといった感じでした

あと、気になる治安ですが、去年のプリセッショナルコースの時にさんざん脅されていた割に、バルセロナに限って言えば、かなり治安はよさげに見えました。一回だけ、嫁が相変わらずショルダーバッグ全開で無防備極まりいない状態で信号待ちをしている際に、やたらと背後に密着してくるカップルがいたので、カバンを前に持ってきたらしいのですが、果たして信号が変わって、我々が横断歩道を渡る中、そのカップルは渡らず引き返して行ったので、ま、唯一それがアヤシイと言えばアヤシイ連中やったわけです。

 最後に、バルセロナ空港に関して要注意事項がありますので、それだけ書いておきます。

バルセロナ空港は大きな国際空港で色々な免税店も入っているため、特にお土産物を買おうと予定されている方は早めに空港に着いて、出発の時間までショッピングを楽しもうと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

が、

そういう方はここで絶対に犯してはならない過ちがあります。それは何か?発券されたチケットを確認して下さい。もし搭乗ゲートがA~Cと書かれていたら?安心して何も気にせず空港内を徘徊して頂いて結構です。

が、

もし搭乗ゲートがDEと書かれていた場合は、絶対に空港内表示のDE方面に行ってはいけません。その表示は全て無視してA~Cゲートへ進んでください。

表示に従ってDEゲートに向かいイミグレーションゲートをくぐってしまったが最後、買い物にあてがおうを思っていた数時間を、眼下に広がるきらびやかな免税店の数々を見下ろしながら廃人のように過ごすことになります。これ、日本からわざわざ来てる人とかだったらホントシャレにならないですよね?始め、冗談かと思い、あちこちウロウロしたのですが、どうしても階下に降りる方法がわからずTax Refundコーナーのおばちゃんにどうやったら下降りれますか?と聞くと、「ここから下には降りれんわ。どうしてもと言うんやったらイミグレの警官に交渉して」と。で、イミグレで暇そうにしてるケーカンに「向こうの世界に戻してください」と頼むと「理由は?」と聞くので「買い物を何もしないまま、この世界に紛れ込んでしまったのです」と懇願するも「あ、無理。ゴメン」で一蹴されました(-_-;)。

あれ、おもてなしの国、ジャパンやったら、絶対にイミグレゲートの前に看板があって、「ちょっと待った!本当にこのゲートをくぐってしまっていいの!?もう、向こうの世界には戻れませんよ!」みたいな断り書きがあると思うんですよね。国民性の違いなのか、且つての無敵艦隊の国の名残なのか知りませんが、あまり観光客にはやさしないな・・・と。

で、免税店での買い物をあてにしていた嫁からは「なんでよりによってあの門くぐった!?」と意味不明にブチ切れられ「俺のせいか!?」と自問自答しつつ「バルセロナ空港DEゲート」でググってみるとちゃんといろんな方が注意を喚起されていました(-_-)。というわけで、バルセロナ空港でお買い物を予定されている方は間違ってもDEに進んではいけません。

あ、あと、これは蛇足ですが、行きも帰りもバルセロナ空港だったのですが、入国時も出国時もイミグレ官の態度はあまり友好的ではありませんでした。ラテン系のノリで、結構皆陽気な人ばかりというイメージがあったわけですが、これは私のバイアスがかかった見方なのか、たまたまそういう人に巡り合ってしまったのか。(ま、単にバルセロナに縁がなかっただけなのかもしれませんが・・)