メインコースが始まってみて、噂には聞いていましたがホンマにReading Reading Reading…とひたすら文献読みまくる毎日で笑けてきそうです。

この短期間にこれだけ大量の文献読まされたのは正直生まれて初めてで、なるほど、この短期間でこれぐらいインプットするとこんな感じになるんやなというのが体感覚でわかって面白いです(文章化するのがやや難なのが玉に瑕ですが)。

さて、授業時間以外はひたすら図書館か自室にこもって文献ばかり読んでいると当然肩が凝ってくるわけです。恐らく目も疲れているでしょうから、ずっと同じ姿勢+眼精疲労などのダブルパンチで首から肩にかけてかなり痛いわけです。

嫁とは異なり、私は今のところイギリスに来て日本のものを恋しく思ったことは残念ながら皆無だったのですが、唯一ここ数日ホームシックにかかっているものが「はり」です。昔、キャリアウーマン演じる山口美江が(古!!)CMで「あ~柴漬け食べたい」って言ってたCMあったんですが、まさにあれですね。。。「あ~はり打ちて・・・」

実はわたくし、英国に来る前は毎週鍼をしてもらいに大阪の福島まで通っていたのであります。

幼少の頃に、一度理由は忘れたのですが鍼を打ってもらったことがあります。ただ、その時に無茶苦茶痛かった記憶があり、お灸は家でよく「せんねんきゅう」をしてもらったりしていたのですが、鍼は絶対にやらんと心に決めておりました。

そんな私にとって2回目の鍼との接点は嫁の妊娠時です。長女が実は逆子でして、逆子と判明した段階から嫁は頻繁に逆子体操を自宅でやったり、産婦人科でアドバイスを受けたりしていたのですが、一向に改善せず、そんな両親の心配を横目にお腹の長女はKYぶりを発揮してどんどん巨大になっていきよるわけです。流石にちょっとまずいなとなって来た頃に、母親の「鍼」に行けの一言で、試しに行ってみたら一発で治ったのであります。

嫁曰く、足の小指の先っちょとくるぶしの内側に鍼をさしただけでほんまにこんだけで治るんかいな?と半信半疑だったそうなのですが、果たして、一撃で我が家の不安を吹き飛ばしてくれたのであります。恐るべし、はり・・・

ただ、とは言うものの、私は痛いのが嫌いなので、基本それ以降は鍼のことも完全に忘れていたのでありますが、独立2年目のある日、突然発症した花粉症に完全に喉をやられてしまい、全く声が出なくなったことがありました。会社勤めではなくなったので、声が出ないので代行を頼むこともできず無声音とパワーポイントを駆使して授業を行うも、生徒の反応はイマヒトツ・・・(-_-;)。申し訳ないやら情けないやらでとりあえず評判の耳鼻科を梯子するも、抗生物質が体質に合わず顔面に吹き出物が文字通り「吹き出し」こりゃマズイ、と。

どないしたものかと途方に暮れてると、一緒に会社を立ち上げた相方が「鍼の名医が福島にいるで・・・」と。幼少時の苦い経験があるのでそのことを伝えると「全然痛ないで」と。「行って気持ちよく寝てるだけや」と。相方はなぜかこの手の医者や美味いお店を見つける動物的本能というか天才的な嗅覚みたいなものを持っていて、基本今までハズレがなかったので、その言葉を信じて一度足を運んでみたのですが、果たして大当たりであったのであります。花粉症に限らず、アトピーや偏頭痛、かん虫からつわりやメニエールまで一切「薬」を使わずに治療されるそうでびっくりした記憶があります。

流石にアレルギー性の症状はびっくりするような即効性はないものの症状は着実に快方に向かい、その際に、花粉症は事前治療でかなり症状を抑えられることを知り、それ以降、ずっと通い続けているおかげで、翌年以降花粉症の症状は劇的に治まり、二度と声が出なくなるようなこともなくなったのでありました。

どうもトリガーポイントというのが身体にあるらしく、肩が凝っているから肩をもんだりマッサージをするというのは結局のところ対処療法に過ぎず肩こりの根本解決には全くなってない、と。肩が凝ったのは結果論であり、どこか他に悪いところがあってそれが肩に出てるからその大本を治療しないといけない、と。

これを聞いて私は大いに納得し、なるほど・・・と一気にトリガーポイント&鍼に興味が沸いたわけです。しかも実際にこの医院で使っている鍼は髪の毛ほどの細さの鍼で痛さは「皆無」!本当に1時間ほどの施術時間の大半は爆眠状態で、施術の当日はやや身体がダルイのですが、翌朝の目覚めの良さに驚きました。

何かの記事で「中国人は健康な時に病院に通う」というようなことが書かれてあり、要は未病の段階で病気を予防する大切さを訴えていたのですが、これも私のツボにはまり、これ以降私は疲れを感じるとせっせと福島まで通っていたわけであります。因みにここでは通常の鍼治療を受けた人には700円プラスで美顔鍼をやってくれるのですが、嫁曰く、この鍼をすると化粧水の吸水度が全く違うらしく、フォトフェイシャルと比べても激安やわ・・・ということで私とは全く違う動機でこの医院にお世話になっていたのでありました。

こうやって定期的にこまめに鍼に通っていたせいか、私はこれといった病気もせず(今年は本厄なのでちょいと警戒してますが・・・)ここまで来ているのですが、実は英国に移住する際に一番懸念されたのは病院事情でした。これについては詳しく書くとまたかなりボリュームが増えるので別の機会に回しますが、要は、我々としては極力英国で病院にはお世話になりたないな、ということで日本出国前にこの名医に胸中の不安を伝え、「置き鍼」と「メールアドレス」を教えてもらい、「何かあればメールを送るように」という非常に心強い一言を頂いたわけです。

そして果たして先日、旅行前に嫁がぎっくり腰をしてしまいどないしようとなったのですが、速攻で名医にメールを送ったところ、すぐさま「ここと、ここと、この部分に置き鍼を置いて、ここをドライヤーで温めるように」という全く持って適格な指示が書かれてあり、これでダメならまたメールをするよう書かれてありました。

さっそく指示通りやってみると、数時間後「なんかええ感じになって来たわ」と嫁。「ホンマいかな!?」と思うものの、翌日には「完全復活やわ」と嫁。前日腰を押さえてベッドに横たわっていたのがウソのような回復ぶりに、久々に目の当りにした、恐るべし、はり・・・(-_-;)

そんな名医なのですが、この先生は非常にリーズナブルな値段で施術してくれるため基本的に患者さんでかなり忙しい毎日を送られているので、肩こり程度でメールをするのはさすがにはばかられ、もう少し我慢しよかと思うものの、あの鍼を思い出すと恋しくなる今日この頃なのであります・・・。

この医院に興味を持たれた方のために一応HPのリンクを貼っておきます。予約が基本です。行って損はありません。