前回携帯電話についてしか書けませんでしたので、今回は後半の不動産屋についてです。当初は学校が提供してくれる学生寮に入れるのであれば一切こんな煩わしいことに手を取られないで他のことに専念できるので恨めしくも思ってました。まず、Pre-sessional Course段階では残念ながら家族寮の提供はありません。また、Master Courseが始まっても家族寮の保証はありません。なんせ、絶対数が少なすぎる!確か全部で5件ほどです(-_-;)。よってあてにはできないわけです。ところが衣食住足りてなんちゃらというぐらいですから、住む場所の確保はイギリス到着後の最優先項目の議題となるわけです。よって、出国前から一番不安でもあり、なんやかんやであれこれ調べてみたり問い合わせをしたりした項目でもあるわけけです。

と・こ・ろ・が!

私と同年代の男性でブリストル大学で教鞭をとられている方もブログで書かれていましたが、ブリストルの不動産業界はかなり好況でして、その他のことは亀のごとくのろく、遅々として進まぬこのブリストルにおいて、不動産だけは異次元の速度で物事が進んでいきます。そして完全売り手市場です(そない皆引っ越すか!?と思うぐらい不動産業界はもうかってるようなのであります)。当初、私はこの事実を知らずにメールで問い合わせたりRIGHT MOVEという検索サイトで物件を検索したりとあれこれやっていたのですが、そういったあらゆることはすべて

む ・ だ     でした。

まず、日本からメールで物件を問い合わせたところで、十中八九返事など来やしません(あくまでもブリストルの話です。ロンドンの日系の不動産屋だったらもしかしたらちゃんと対応してくれるのかもしれません)。ではイギリス到着後に、ホテルからメールで問い合わせたらどうか?この場合だと、ラッキーであれば返事が来るかもしれませんが、私の場合返信はありませんでした。メールだと埒があかないので、次は直接不動産屋に突撃です。ところが、私の場合、色んな不動産屋を訪れたものの、訪れたその日にこちらの条件とマッチする物件があったのはたったの1回だけです。まず、大半の場合、「今は該当する物件がない。よって、こちらで名前と連絡先を登録しておいて、マッチする物件が出てきたら連絡するという形で良いか?」と聞かれ、この段階で初めて不動産屋に自分の個人情報を登録できるわけです。で、ここまでやってようやく、マッチする物件が出た場合に不動産屋から連絡をもらえるという段取りになるのです。

ところが、まだまだこれで終わりません。

不動産屋に自分の連絡先を登録したので安心していたのですが、なかなか連絡がありません。時折思い出したかのようにメールで物件情報を送ってくれる不動産屋もあるのですが、なんとなくイマヒトツな感じの物件ばかりです。あくまでも自分の感覚なのですが、一巡してその段階で売れなかった物件ばかりを送ってきてるような感じ・・・。ところが、他に方法が思い浮かばない我々夫婦はとりあえずメジャー、マイナー問わず近くの不動産屋に手あたり次第突撃したのですが、その中の小さな不動産屋のおばちゃんが、衝撃事実を教えてくれました。

「あんた、そんないきなり不動産屋来ても、物件なんてないで。」

What!!??

おばちゃんが物件探しの極意を教えてくれました。曰く・・・

① RIGHT MOVEまたはGumtreeを毎日チェックしろ!
② いい物件を見つけたら即電話をして内覧予約を入れろ!
③ 内覧をして物件が気に入ったら、その場で契約を決めろ!

以上3点です。スピード命です。メールとか話にならん、ということです。これでメールでの問い合わせが全く意味がないことがようやくわかりました。私がメールで問い合わせをしている段階でその同じ物件にジャンジャン電話がかかってきて、内覧予約が入り、売れていくわけです。不動産屋の兄ちゃんが私のメールに気付いた頃には、契約成立しているので、そら返信なんか送らんわな・・・(-_-;)

ところが、まだまだ終わりません。(物件探し恐るべし・・・)

つづく