海外留学保険その2の記事でも書いた通り、ほぼ日本興亜損保の保険でお世話になろうとは思っていたのですが、なにぶんネット上の情報だけで保険に加入するのも少し不安があったので代理店に問い合わせをしました。

私の渡航目的と家族構成を伝えると日本興亜損保以外にジェイアイの駐在保険という選択肢もありますよ、と。日本興亜損保との一番の違いは賠償責任の充実具合と言われました。

曰く、日本興亜損保で補償する「賠償責任」というのは「人から借りているモノ」や「自分が使用しているモノ」には適応されない、と。

つまり、賃貸のアパートでバスタブから水をあふれさせたり、火災を起こしてしまった場合、そこには適応されないとのことなのです。

「ほな、どういう場合に適応するために1億も用意しているんですか?」と聞くと、曰く、例えば・・・

①デパートに陳列している高価な商品(宝石とか?)とかを誤って壊してしまった
②「自転車」で(自動車は不可!)誤って人にぶつかりケガをさせてしまた
③空港のエスカレータで上がっている際にスーツケースが誤って手からすべり落ち、後ろに並んでいた人をなぎ倒した
(最後の③だけ妙に描写がリアルだったんですが・・・)

こういう場合こそ賠償責任の出番とのことらしいのです。
代理店の人が言うには、まぁ日本に住んでいてもそうそう火災を起こしたりバスタブから水をあふれさせたりとかはないので、割り切られる方もいらっしゃいますよ、とのことなんですが、そらそうでしょう。日本でそんなに火災おこしまくってる友人もいませんし、バスタブの水ひっくり返すような知り合いもいませんが、いかんせん、日常生活の勝手が違う国での生活です。(しかもイギリスは建物自体が古いので、水回りとかはあまりよくなさそうやし・・・)

で、ジェイアイの駐在保険の場合、火災や水漏れは補償の対象に入るとのことなのです。

で、早速、HPで保険料を確認したのですが、ジェイアイの場合「駐在員(留学生)本人用」と「帯同家族用」とに分かれており、日本興亜損保のようにオーダーメードはできないものの、死亡補償は外すことができます。
その表を見ていて気付いたこととして、いわゆる「賠償責任」は1億円の補償になっているのですが、治療費は1,000万からマックス3,000万円までの設定。救援費も500万円か1,000万円かのどちらか、という具合に日本興亜損保の設定からすると少し「心もとない」補償額になっていました。

このあたりのことを確認後、再度代理店に電話してみました。気になった補償額設定について、「だいたい1,000万円ぐらいの治療費で大丈夫なんですか?」という私の問いに「もちろん上回るケースはゼロではないが、ほぼほぼたいていのケースで言うと治療費が2,000万円を越えることはかなりのレアケース」と。
確かに、日本興亜損保のシミュレーションでも治療救援費を5,000万円に設定した時と1億に設定した時とで支払う保険料はあまり大差がありませんでした。このことを伝えると、つまりそれだけの補償額を使うケースがかなりのレアケースであることを物語ってるのです、とのこと。なるほど・・・。そう言えば、携行品の項目で補償額を10万~30万に引き上げただけでかなり保険料が跳ね上がったということは、それだけ携行品で保険を使う人が多いということか・・・!?

実際、海外保険で使われる項目の2大勢力は疾病・傷害治療と携行品とのこと。ここにお金がかかる確率が高いということなのでね。

で、疾病治療は、例えば風邪とかで通院した場合も補償されるのですか?と聞くと「もちろん」とのこと。イギリスは公立の病院は無料だが、めっちゃ待たされる(めっちゃ=数日のことも)と聞いていたので基本、民間病院を利用したいと考えていたので、このあたりは安心ですね。

で、この治療費で補償対象外になるものも聞いてみたところ、主だったものとしては
・持病の治療
・歯の治療
・女性の妊娠、出産、及びそれにまつわる病気
・鍼灸やカイロプラクティック
ぐらいだそうです。
この中で言うと、唯一「歯の治療」費が出ないのが痛いのですが、この補償があるのは唯一AIUだけとのことでした。。。(ただし、AIUの補償限度額は合計10万円までで、全額補償ではなく5割負担が課せられので要注意。因みに虫歯や詰め物が取れたなどで2回通院すると合計でおおよそ800£かかるとのこと。1£=170円のレートで、約136,000円!!)
いずれにせよ歯に関してだけは、日本でしっかりと治療を完遂してから渡航するしかないようですね・・・。

さて、ほぼ気持ちはジェイアイに固まりつつありますが・・・。